味覚と食育

 味覚には、「あまい」「しょっぱい」「すっぱい」「にがい」の四味があるが、日本人が本来もっていた味覚に「うま味」というものがある。しかし最近それが分かる人たちが少なくなってきたような気がする。そこで食育というものについて、農林水産省文部科学省が進める施策を今日は、ちょっとスタディして見た。

 ☆食育基本法 アドレス
 http://www.e-shokuiku.com/kihonhou/index.html

 ☆農林水産省 なぜ?なに?食育 アドレス
 http://www.maff.go.jp/syokuiku/index.html

 ☆食育推進基本計画
 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/suisin/kihonkeikaku.pdf

 あたりまえのことが書かれている。どれも大切には思えるが、どうもしっくりこない。その最大のものは、日本の農業の現状とこの食育が結びつかないからなのだろう。それは、日本という国のこれからの進む方向、何を柱とするかが見えないからだろうか。昭和30年代からの高度成長という経済優先で失ってきたもの。それは日本という国家が国民という国家の無形の財産を食いつぶして今も進んでいることの不安とあきらめからくるものかな。