雨の日にはポール・オースターがいい

ポール・オースター(Paul Auster、1947年2月3日-)は、アメリカの小説家、詩人。ユダヤアメリカ人。
 彼の小説家としての第一作は、Squeeze Play と呼ばれる推理小説で、ポール・ベンジャミン(Paul Benjamin ベンジャミンは彼のミドルネーム)の筆名で出版された。
 1979年、父が死去し、莫大な遺産が手に入る。その遺産のために創作活動に専念することができ、1982年にオースター名義での処女作である「孤独の発明」

孤独の発明 (新潮文庫)

孤独の発明 (新潮文庫)

を出版。この孤独の発明は父の死を契機とする父とのこと、そして自身のことを述べた自伝的小説(またはエッセイ)。また、この頃にシリ・ハストヴェットに出会い結婚する。
 1987年に発表した「ニューヨーク三部作(シティ・オブ・グラス
シティ・オヴ・グラス (角川文庫)

シティ・オヴ・グラス (角川文庫)

、幽霊たち
幽霊たち (新潮文庫)

幽霊たち (新潮文庫)

鍵のかかった部屋
鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

鍵のかかった部屋 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

)」といわれるニューヨークを舞台にした一連の作品で大きく評価される。 これらの作品は、謎とそれを解く手がかりとで構成された従来の推理小説とは違い、アイデンティティに関わる疑問を書き記すために、ポストモダン的な形式を特徴とする、彼独特の形式が用いられている。
 アイデンティティや生きる意味を探すことは、その後の彼の作品を通じて重要なテーマとなっている。
 オースターはまた映画という手法にも興味を持ち、1990年には、ニューヨーク・タイムズに掲載した「オーギー・レンのクリスマスストーリー」を映画監督ウェイン・ワンが読み、即座にオースターと連絡を取って映画化の話を進める。オースターもウェイン・ワンと親交を深め映画「スモーク」(1995年発表)の脚本を書き下ろした。また脚本だけでなく配役もオースター自身が選び、ハーヴェイ・カイテルフォレスト・ウィテカーなどを選ぶ。
 「スモーク」を取り終えた頃、余ったフィルムでなにか出来ないかと考え出して撮られたのが映画「ブルー・イン・ザ・フェイス」(1995年発表)である。これには「スモーク」
SMOKE [DVD]

SMOKE [DVD]

で登場したハーヴェイはもとより数多くの俳優が集まった。その中にはルー・リードマイケル・J・フォックス、マドンナなどがいる。即興で作られたため6日間で撮り終えた。オースターはこの作品の脚本及び副監督を務める。
 1998年、自身初の監督作品「ルル・オン・ザ・ブリッジ」
ルル・オン・ザ・ブリッジ [DVD]

ルル・オン・ザ・ブリッジ [DVD]

を発表する。元々は監督をヴィム・ヴェンダースに依頼していたがヴィムの都合により自身が監督を務めることとなり、再びハーヴェイ・カイテルとミラ・ソルヴィノ(ブルー・イン・ザ・フェイスにて共演)をキャスティングする。
 現在、妻シリ・ハストヴェットと二人の子供と共にブルックリンに住んで創作活動を続けている。
(写真は、http://www.nagasaki-gaigo.ac.jp/ishikawa/amlit/a/jp/auster21_j.htm、記事はウィキペディアより一部引用)

Эポール・オースター・ナショナル・ストーリー・プロジェクト

ナショナル・ストーリー・プロジェクト

ナショナル・ストーリー・プロジェクト

ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクトVol.5 死/夢/瞑想 篇

ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクトVol.5 死/夢/瞑想 篇

 Фナショナル・ストーリー・プロジェクト

リヴァイアサン

リヴァイアサン (新潮文庫)

リヴァイアサン (新潮文庫)

※最後の物たちの国で
最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

最後の物たちの国で (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

※ルル・オン・ブリッジ(CD)
ルル・オン・ザ・ブリッジ

ルル・オン・ザ・ブリッジ

Эポール・オースター サイト(アンオフィシャル)

Эポール・オースター インタビュー